今どきの太陽光パネルたち

新築の家を考える方のほとんどは太陽光パネルも検討されるのが通常になってきました。
ここで0エネルギーの家についてご説明しますが1年を通じて家が生み出すエネルギーと消費するエネルギーがほぼ0になる家です。
ZEHやベルズと呼ばれる仕組みはこのような家だということを証明する称号のようなものです。

この「家が生み出すエネルギー」というところが太陽光パネルということですね。別に風力でもバイオマスでも地熱でもいいのですが、そんな設備を取り入れてる方はあまりみないですね。再生可能エネルギーを搭載している家ということになります。

そのような省エネ性能を証明する称号を持つ家たちは国の補助金の対象になり、住宅ローン減税などの優遇も受けられます。(住宅ローン減税は2024年から省エネ性能を持つ住宅しか認められなくなりました)

そこで登場するのが太陽光パネルです。関東などでは条例で必須ということになっているようですが地方ではまだ選択することができます。ただ補助金など考えると設置の検討する方がよいかと思います。

太陽光パネルにはリースタイプや買取タイプがありますが、自己資金で買い上げない限りリースやローン買取は10年以上売電収入は見込めません。しかし太陽光パネルにかかる初期投資がほとんどいらない内容で設置ができるものがほとんどです。(パネルが10キロ以上、蓄電池などがない場合です)

最近の工務店はどこもこの情報を持っていますので尋ねてみてください

パネル導入補助金もありますが競争率が高く、すぐに終わってしまうことがほとんどです。狙う価値はありますが、新築の時期を補助金の発表に合わせなければならなくなるでしょう。足場など施工に必要なものを後で別料金で考えるくらいなら一緒に行った方が配線も壁の中に隠しやすくて便利です。
しかし実際には同じ時期にできるのかもわかりませんし、得られるかもわからないというのが現実ですので慎重に考えてください。

太陽光を設置しても太陽が上がらなくては電力会社から買わなければならないのは同じです。台風時の停電はみんなと同じように停電します。なぜなら台風だからです。
電気は生ものです。蓄電池がなければたまらないのです。

夜も同様で太陽がないので電気は生まれません。そういう意味でも電気料金は安くはなりますが無料にはなりません。

そしてオール電化にした場合、(エコキュートなどが付いたら必ず)電気プランは深夜電力が安いものにかわります。
安くなる時間帯は22時や23時から7時くらいまででしょうか。それ以外はむしろ普通より高いのです。

人が一番電気を使うのは家に帰ってきてから眠るまで。ということは、日没後です。

一番使う時間に一番購入しているわけです。そこにオール電化用の電気プランの単価ですので気を付けなければなりませんね。

忘れがちなお得な部分があるのですがそれは発電した電気を使ったことによる利益です。
深夜電力プランで昼間の単価が26円程度に加え燃料の調整費が7円程度加わったとして33円それが昼間の単価とします。
それを太陽光のおかげで買わずにすんでいるわけです。昼間が何キロワット使っているのかはそれぞれですが1年間にすると数万、数十万を買わずにすんだということになりますね。太陽光パネルを乗せたのだから当たり前なのですがついつい電力会社からの請求書でばかり比べがちになってしまいます。

ガスからエコキュートにしたよという方で、昼間も誰か家にいる、こたつみたいな熱源を使う。という方は太陽光パネルがあったほうが良くなるでしょう。

各電力会社はシミュレーションをしてくれます。従量電気プランなどと深夜電力プランでは国の補助に差があります。そのせいでさらに格差ができている場合もあります。
電力会社のHPに出ている単価には燃料の調整費が入っていない場合がありますのでなんでこんなに高いんだと思う方はそこも考えてください。

太陽光パネルの売電が入る時期に来てからさらに20年くらいは使っている方がほとんどだと思います。
ちなみに売電単価はパネルを設置してから10年が過ぎると半額近くの単価に切り替わるので設置時にシミュレーションを作ってもらうなどして確認しておいた方が良いでしょう。

保証が30年以上あるような強いパネルもありますが、10年保証の太陽光で30年使えるなら30年保証のパネルは100年くらい使えて欲しい・・・しかしそうなると日本の家屋の寿命が来るな・・・などと個人的には考えちゃいます。

パネルの寿命よりパワーコンプレッサに早く寿命が来るでしょう。蓄電池はパワコン内蔵型もあるのでその頃に蓄電池を買うついでに内蔵型を選んでパワコン代を浮かすということもありかもしれませんね。

今ではエコキュートだけでなくハイブリットなどガスと一体になったものなども補助の対象になりお求めやすくなってきましたので家族構成を考えて業者へシミュレーションしてもらい、どのエネルギープランがいいのか確認してみてくださいね。

太陽光パネルの購入方法はいろいろあります。各工務店へ是非ご確認ください。

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