土地を決める前に気を付けること

土地には宅地という家が建てられるようになっているタイプと農地のようにもともと畑などで家を建てられない場所もあります。

マイホームを建てたい場所が宅地なのかそうでないのかは不動産業者で確認することができますが、もしも農地だった場合は地目変更という【宅地】の状態にしなければなりません。

不動産業者が仲介している場合そのあたりの手続きは土地家調査士や司法書士と進めることができます。

ただちょっぴりややこしいのはその土地が贈与だった場合です。

ここで理解しておかなければならないのは農地をどこでも宅地に変更できないこと。そのような土地なのかどうかは各地の農業員会や市役所で確認できますが、日本の農業を守るため片っ端から変更できないように規制がかかっているエリアがありそのような場所は変更にとても時間がかかったりできなかったりします。

たとえ変更できたとしても農地転用といって土地を宅地に変更するための手続きを1か月かけて行うのです。その時間を考えて早めに動き出すのが理想的。

農地転用もあまりにも広い土地だった場合は開発ではないと証明しなければならなかったりとさらに時間がかかることがあります。不動産業者が入っておらず、仲介する人がいないならそういう作業を施主の皆様がする場合も良くあります。

その他、土地が道路よりも低いかどうか、ハザードマップで危険区域に入っていないかなど土地の様子を確認しておくことで予算計画や安心の生活環境の確保につながります。

ちなみに私は建築予定地の様子をハザードマップと地盤マップの両方で確認します。どちらも無料で検索できますよ。
道路より土地の方が低い場合、排水勾配のために土地を高くする工事が必要になることがあります。
そして地盤調査の結果が悪くでそうな場合も同様。地盤改良工事が必要になることがあります。

どちらも100万くらいは簡単に上乗せになるのです。そういう情報は不動産業者でもバラバラですし、銀行の資金繰計画でも見逃されてしまうことがあって建築中に判明すると驚きの追加予算になってしまうなんてことも。

気になってる場所があるけどどうなのかな?と思うところがありましたら遠慮なくご相談くださいね。

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