江口工務店が大切にしている、家づくりの前提

家づくりを通して、地域とどう関わっているか

江口工務店の理念のひとつに
「家づくりを通して地域社会に貢献する」という言葉があります。

ただ正直なところ、
「地域貢献をしています」「環境に配慮しています」と
大きな声で言うのは、少し気恥ずかしい気持ちもあります。

私たちがしていることは、
特別な活動というより、
日々の業務の延長線にある、ごく当たり前のことだからです。

今回は、
江口工務店が普段どんな視点で仕事をしているのかを
少しだけ整理してみたいと思います。


土地をよく知ることから始まる家づくり

私たちは、家を建てる前に
必ず「土地」をよく見ます。

地盤の強さ、周辺環境、風の通り道、
水の流れ、日当たり、周囲の建物との関係。

それは単に
「建てられるかどうか」を判断するためだけではありません。

この土地が
どんな成り立ちで、
どんな特徴を持ち、
どんな性格の場所なのか。

それを理解しないまま建てる家は、
長く快適に住み続けられるとは考えていません。


無理のない性能、無理のない暮らし

断熱や気密、耐震性能は
今や当たり前の時代になりました。

ただ、性能を上げること自体が目的になると、
暮らしとのバランスを崩してしまうこともあります。

江口工務店が大切にしているのは、
この地域の気候や暮らし方に合った性能です。

夏の暑さ、冬の寒さ、湿度、
日常の動線や家族構成。

地域性を無視した性能ではなく、
その土地で無理なく続く暮らしを考えること。

それも、地域に根ざした工務店の役割だと考えています。


地域の職人とつくるということ

家づくりは、
私たちだけで完結するものではありません。

大工さん、設備業者さん、電気屋さん、
基礎屋さん、左官屋さん。

長くこの地域で仕事を続けてきた
顔の見える職人さんたちと一緒に
家づくりをしています。

地域の技術や仕事が循環することは、
結果として地域の力を保つことにもつながります。

これも、特別な活動ではなく
ずっと続けてきた、当たり前の選択です。


長く住み続けられる家をつくる理由

家は、建てた瞬間が完成ではありません。

10年後、20年後、
さらにその先まで使われ続ける場所です。

だからこそ、
修繕しやすいこと、
将来の変化に対応できること、
無理なく維持できることを大切にしています。

建て替えを繰り返さず、
一つの家を大切に使い続けることは、
結果的に環境への負担を減らすことにもつながります。


気づけば、地域と自然の話になっている

こうして整理してみると、
私たちの仕事はいつも

  • 土地の成り立ちを考え
  • 地域の気候を読み
  • 地域の人と協力し
  • 長く続く暮らしをつくる

という視点の繰り返しです。

地域の大地や自然、人の営みを大切にしながら
暮らしをつくるという考え方は、
私たちの仕事の中にずっとありました。

これからも江口工務店は、
特別なことをするのではなく、
いつもの家づくりを丁寧に続けることで
地域と関わり続けていきたいと思っています。