台風が来る前に。家族と住まいを守るために確認しておきたいこと

台風シーズンが始まりました。

宮崎県は毎年のように台風の影響を受けますが、進路によって被害の大きさは大きく変わります。

ニュースで台風情報を見ると「何を準備したらいいのだろう」と考える方も多いのではないでしょうか。

今回は、住宅会社の視点から「台風が来る前に確認しておきたいこと」をまとめてみました。

台風はどのコースを通ると危険なの?

台風は反時計回りに風が吹いています。

さらに台風そのものが移動しているため、進行方向の右側では風が強くなりやすいという特徴があります。

そのため、台風の中心がどこを通るかだけでなく、自分の住んでいる地域が進路のどちら側に入るかも重要です。

宮崎県は台風の進路によっては強風の影響を受けやすく、停電や飛来物による被害が発生することがあります。

早めに進路を確認し、準備を始めることが大切です。

シャッターがあるから安心、とは限りません

台風前になると窓の心配をされる方が増えます。

その際によく聞くのが、

「シャッターを閉めていたのに雨が吹き込んだ」

というご相談です。

実はシャッターにはさまざまな種類があります。

防犯を主な目的としたものも多く、すべての製品が暴風雨や横殴りの雨に対して完全な防水性能を持っているわけではありません。

また、電動シャッターの場合は停電すると通常の操作ができなくなることがあります。

ご自宅のシャッターがどのような仕様なのか、停電時にはどうやって開閉するのかを一度確認しておくことをおすすめします。

停電したとき、設備はどうなる?

最近の住宅には便利な設備がたくさんあります。

しかし、停電すると状況は変わります。

例えば、

  • 電動シャッター
  • タンクレストイレ
  • 給湯器
  • 太陽光発電システム

などは、非常時の操作方法を知っているかどうかで使い勝手が大きく変わります。

普段使わない非常用の操作方法は意外と知られていません。

台風が来る前に取扱説明書を確認しておくと安心です。

太陽光発電があっても安心とは限りません

「太陽光発電があるから停電しても大丈夫」

と思われる方もいます。

もちろん心強い設備ですが、台風時は厚い雲に覆われるため発電量が大きく低下します。

また夜間は発電できません。

蓄電池がない場合は、発電した電気を十分に活用できないケースもあります。

設備に頼りきるのではなく、別の備えも考えておくことが大切です。

暑さへの備えも忘れずに

夏から秋にかけての台風で注意したいのが停電による暑さです。

エアコンが止まり、窓も開けられない状況になると室内環境は厳しくなります。

特に、

  • 高齢者
  • 小さなお子さま
  • 寝たきりのご家族
  • ペット

がいるご家庭は注意が必要です。

便利な設備が使えなくなったときのために、

  • USB扇風機
  • 保冷剤
  • クーラーボックス
  • うちわ

などのアナログな道具も意外と役立ちます。

ペットと暮らすご家庭へ

私自身も猫と暮らしています。

台風が近づくと、人間の食料と同じくらい気になるのが猫たちのフードです。

人間は多少の代替ができますが、猫は普段と違うフードを食べないこともあります。

そのため、

  • ペットフード
  • 飲み水
  • 猫砂
  • 常備薬

などは少し余裕を持って準備しておくと安心です。

ローリングストックという考え方

防災のために特別なものを大量に買う必要はありません。

普段から使うものを少し多めに備え、使った分を補充していく「ローリングストック」がおすすめです。

例えば、

  • 飲料水
  • レトルト食品
  • パックご飯
  • 缶詰
  • ペットフード

などです。

我が家では、

冷蔵庫や冷凍庫の中身で2〜3日、
ストックしている食品でさらに2〜3日、

合計5日程度は過ごせる状態を目安にしています。

まとめ

台風は防ぐことができません。

しかし、備えることはできます。

高性能な設備も大切ですが、それ以上に大切なのは「自分の家のことを知っていること」です。

シャッターの仕様、停電時の操作方法、家族やペットの避難計画。

台風が近づいてから慌てるのではなく、今のうちに一度確認してみてはいかがでしょうか。